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「平成26年度版 保育園入園のごあんない」の配布を開始しました。指数などに変更点がありますので必要な方はご確認ください。

「平成26年度版 保育園入園のごあんない」の配布を開始しました。指数などに変更点がありますので必要な方はご確認ください。
「平成26年度版 保育園入園のごあんない」の配布を開始しました。
各地区総合支所区民課、各保育園、区役所2階子ども家庭課で配布しております。

平成26年度版はレモンイエローです。
平成25年度版の水色のものとは、
新設保育園などによる定員拡大や、保育園入園のための指数など、何か所かの変更がありますので、
必要な方は必ずもらうようにしてくださいね。

指数の変更点について4点書いておきます。

★1. 育児休業取得者はすべて、現就労者と同様に、個人調整指数加点2とすることとなりました。【+2】

これまで、
居宅外就労で3カ月以上の勤務実績や正規復職が確認できた新規入園希望児童の保護者が+2点であるのに対し、
復職予定者は+1点でした。

そのため育児休業を取っている保護者の方は、
保育園入園のための指数を1点でも上げるために、
例えば会社で1年間取れる育児休業を早期に切り上げて復職して、
プラスの1点を得るなどの努力をされる方が多くいました。

(同じ状況の場合、私も同じことをすると思います。)
(でもこのパターンの復職の場合は、復職する必要があるから復職するのではなく、
保育園に入るために致し方なく早期に復職するのであって、
本来は会社の制度を利用し、育児休業をとって、育児をしたいというお母さん(もしくはお父さん)たちの想いはあるんですよね)

そこで、平成26年度は、本来の育児休業制度の趣旨にのっとった休業が少しでもできるように、
育児休業取得者はすべて、現就労者と同様に、個人調整指数加点2とすることとなりました。

★2. 双子以上の申し込みの場合、兄弟姉妹加点とは別項目の加点1とすることとなりました。

これまで双子の申込者の同時内定率は5割程度で、同時の内定は困難な状況です。
双子で別々の保育園に通ったり、
双子のうち1人しか園に入れない場合があったり(そのため、結局は復職できないし1人の内定も取り下げ)
兄弟姉妹がいて、その下が双子で、兄弟姉妹とは別の保育園かつ、さらに双子も別々の保育園になったり等々、
双子を抱える世帯の育児の困難さやそれにかかる経済的負担増をふまえ、
双子以上の申込み加点が1点つきました。

↑これは議会に双子を抱える保護者の方などから請願が出て採択され、それが保育実施基準検討会でも認められた結果です。
区民の声で変わりました!

★3. 居宅外就労について自営協力者も外勤加算の対象とすることとなりました。
平成25年度版では、「自営協力者は除く」だったのですが、
★1により外勤者の指数が底上げされることから、世帯間の均衡に配慮し、自営協力者も外勤加算の対象となりました。

★4. 職場同伴や自宅で保育しながら就労している場合は、減点3とすることとなりました。【-3】

勤務時間が同じであっても、児童を職場に連れて行く場合や自宅で子どもを見ながら就労している場合は、
自営業、外勤者の世帯と保育の必要性の度合いが異なることから、職場同伴や自宅で保育しながら就労している場合は、減点3とすることとなりました。

以上、指数に関する変更はこのようなところです。

個人的には、1と2は良い、3・4は、良い・悪い両方、
その他もろもろ、この指数に関しては様々思うところがあります。
趣旨と違うので、今日のところは触れませんが、
この指数等を検討する委員会も解散しないまま存続しますし、
常日頃から議会や行政でも検討して参りますので、区民の方はいつでもお声を聞かせてくださいね!

何よりも、
こういった指数関係なく、
希望する人が全員入園できることを目指して、待機児童の解消により一層努めたいと思います。

港区議会議員 やなざわ亜紀